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2018.11.09

ちょっとアドバイス2018年11月号

紅葉

秋になると、寒さと共に木々の葉の紅葉が始まります。その美しさにうっとり。
というのも日本の四季の楽しみの一つですね。紅葉のメカニズムとは?
紅葉と黄葉の違い。ほとんどの人が緑の葉が赤や黄色に変わることを「紅葉」と思っていますが、葉が赤くなるのは「紅葉」黄色に変わるのは「黄葉」と表現します。

黄葉の仕組み

緑の葉にはクロロフィルという緑色の色素が沢山あります。一緒にカロチノイドという黄色の色素も含まれていますが、夏の間は光合成をするためクロロフィルが多く黄色が目立たず緑色の葉っぱに見えています。
寒くなり太陽の光が少なくなると、光合成するクロロフィルの力が弱まり、いままで隠れていた黄色のカロチノイドが目立ってきます。という現象が「黄葉」の正体なのです。

紅葉の仕組み

寒くなると光合成する力が弱まり、いらなくなった葉を落とすための準備が始まり、葉の付け根にコルク質の離層という組織ができ、光合成によって作られた糖分が運ばれずに葉の中に溜まってしまう現象がおきます。こうして糖度がアップした葉に日光が当たると、アントシアニンという赤い色素が生成されます。この色素が緑のクロロフィルムよりも目だって葉が赤くなるわけです。
紅葉は、人間から見ると季節を感じさせられる色の変化ですが、木々たちからすると、エネルギーを効率よく使うための知恵だったんですね。
「感性を養うのに、紅葉狩に出かけよう」

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