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2017.09.29

ちょっとアドバイス2017年9月号

 クズ(マメ科 クズ属)

開花時期は、8159月末頃。秋の七草の一つでもある。

由来:大和の国(奈良県)の国栖(くず)という所が葛粉の産地であったころからの命名。

回りの木々をつるで覆ってしまう程の破壊的な繁殖力で、ひと夏で10mぐらい成長するため、森を覆いつくしている状況を見ると、他の植物と調和的であるとはとても思えない姿があります。

セイタカアワダチソウなどの帰化植物と同じ用に扱われている様です。

葛の花は、フジの花に似ていますが、フジと違って上向きに咲きます。香りは、ふと甘酸っぱいいい香りがして、フジに似ています。

大きな葉っぱに隠れているので知っている人しか見つけられませんが、目線よりも上くらいまで高く上に上がっている部分に花をつけることが多いようです。見つけても、無理に花を取ろうとしてケガをしないように注意してください。

クズは世間で嫌われ植物になっていますが、皆様の役にたっている面も多々有るようです。つるの繊維部分は、葛布の原料になり、根は大量のでん粉を含んでいて、葛粉も取れて葛餅などに、ひき始めの風邪や下痢の漢方薬「葛根湯」として用いられています。

先月、洞川に行ったのですが、吉野の葛餅は、格別に風味と食感が良かったです。

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